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生物兵器の脅威について専門家らの意見は一致しない

American Association for the Advancement of Science

このニュースリリースには、英語で提供されています。

生物兵器の脅威の評価をする上での問題――とくに実験的データが限られていることなど――が未解決ななか、Crystal Boddieらはその危険性の評価に、多くの専門家の考えを集約するという別の手段を採用した。Boddieらは今回のPolicy Forumで、生物兵器の脅威と生物兵器開発に向けた科学的研究の誤用の可能性を評価するために、デルファイ法を用いて、どのようにして59名の専門家らに考えや意見を尋ねたかを説明している。Boddieらは専門家らへの質問として、生物兵器による攻撃で最も使用される可能性が高いと考えられる生物剤、生物兵器での攻撃を未然に防ぐインテリジェンス・コミュニティーの能力、生物兵器防衛実験の妥当性について尋ねた。参加者の経験や専門知識は多様で、また彼らの意見も様々であった。たとえば、生物科学者として教育を受けた専門家らは多くの場合、他の参加者に比べて、生物兵器の使用の可能性を低く評価していた。また、50歳以上の専門家らはX世代および/もしくは新世紀世代(21~49歳)の専門家らに比べて、生物兵器による攻撃の可能性を高く見積もっていた。この結果は、生物兵器による脅威について権威者の間で意見が食い違っていることを示している。このような意見の相違により、生物兵器に関連する研究が誤用されるリスクの評価や、軍事・民生の双方で利用可能な合法的な研究のための規制制度の確立がより困難になるとBoddieらは述べている。

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Article #1: "Assessing the bioweapons threat," by C. Boddie; M. Watson; G.K. Gronvall at UPMC Center for Health Security in Baltimore, MD; G. Ackerman at University of Maryland, College Park in College Park, MD.

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