Public Release: 

さあご覧あれ――超薄型透明マント

American Association for the Advancement of Science

このニュースリリースには、英語で提供されています。

新たな研究から、小さな物体を見えなくする超薄型のマントが開発されたと報告された。このマントにはまだ問題点があり、実用には程遠いが、これまでデザインされたものと比べるとはるかにかさ張らず、皮膚に似ている。近年、科学者たちは透明マントの構想を実現するために地道に研究を続けてきた。しかし、これまでのデザインにはかなりの限界があり、マントがかさ張るため様々な環境には応用できず、また、ごく小さな(顕微鏡的な)物体しか覆うことができなかった。自然界にはまだ発見されていない性質を持つよう作成されたメタマテリアルの開発により、進歩への可能性が開かれた。メタマテリアルの表面は光の波長よりも小さい特性を有しているため、侵入してきた光の進行を変え、光が物体を迂回または回避するようにし、物体が「見えない」ような経路を通らせることができる。今回、メタマテリアル表面から散乱する光の強度が、平らな鏡から散乱する光に近くなるように、光を散乱させる小さな突起を有して屈折能を持つメタマテリアル表面を丁寧に作成することで、Xingjie Niらは、3636マイクロメーターという小さな物体を見えなくできることを示した。著者らは、この「マント」のデザインのされ方から、縁や先端がとがっている物体さえ隠すことができると言っており、これは透明マント開発の取り組みにおける歴史的な課題の達成を意味する。また、透明マントの他の試みとは異なり、この新しいデザインは拡張性があるとも著者らは述べている。

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Article #10: "An ultrathin invisibility skin cloak for visible light," by X. Ni; Z.J. Wong; M. Mrejen; Y. Wang; X. Zhang at University of California, Berkeley in Berkeley, CA; Y. Wang; X. Zhang at Lawrence Berkeley National Laboratory in Berkeley, CA.

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