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詳細な調査によって石炭の真のコストが明らかに

American Association for the Advancement of Science

このニュースリリースには、英語で提供されています。

このPerspectiveでは、Ottmar Edenhoferが、石炭由来のエネルギーの価格を再生可能なエネルギー源と比較して徹底的に調べた結果、石炭は予想より価値が低いかもしれないことが明らかになった。風力発電や太陽発電のコストはここ数年で大幅に低くなっているが、石炭は依然として割安である。中国や米国などの主要排出国のなかには、今後数十年間で化石燃料への依存を減らすことを目指している国もあるが、これは国際市場価格の下落をまねくのみで、長期的なエネルギー・インフラに投資を始めたばかりの発展途上国にとっては魅力が増すことになるだろう。ところで、石炭の真のコストはいくらなのか? Edenhoferの指摘によると、世界中の政府が化石燃料に多額の助成金を出し、2013年には税引き前の助成金が全世界で総額約5500億米ドルに達したという。こうした多額の助成金は、公衆衛生や貧困削減といった他の目的に使うこともできる資金を枯渇させるだけでなく、低炭素の代替物への投資を阻むことにもなる。さらに、国際通貨基金(IMF)による最近の報告によって、化石燃料の燃焼には、地域大気汚染をはじめ自動車利用に伴うその他の有害な副次的影響など、余分な潜在的コストがかかることが明らかになった。このように石炭はコストを見誤る可能性があるので――長期的なエネルギー・インフラが整備されるまでは――真のコストを把握することが重要である、とEdenhoferは結論付けている。

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Note: This Perspective will be available for free when the embargo lifts at http://www.sciencemag.org.

Article #3: "King Coal and the Queen of Subsidies," by O. Edenhofter at Technische Universitt Berlin in Berlin, Germany.

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