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化石からサルと類人猿の間の進化過程における分岐を見直す

American Association for the Advancement of Science

ヒトを含む大型類人猿は約1,700万年前に小型類人猿から分岐したと現在は考えられているが、両者の特徴を併せ持つ年代の新しい化石の分析により、進化経路についてのこの認識が見直されると思われる。狭鼻下目は霊長類で、旧世界ザルと類人猿が互いに分岐する前から生息しており、この類人猿はさらに小型類人猿と大型類人猿へと分岐した。小型類人猿は狭鼻下目に見られる特徴を持っていないため、大型類人猿の矮性版だと考えている研究者もいる。しかし、2011年1月にスペインのカタロニア地方で発見され、Pliobates cataloniaと名付けられた小型霊長類の化石は、この2種類の類人猿が分岐したと考えられているよりもかなり後である約1160万年前に生息していたにもかかわらず、狭鼻下目と大型類人猿の特徴を併せ持っている。たとえば、歯はより原始的で、鋭い歯尖はより中央にあって突き出しているが、頭蓋と脳の対体重比は大型類人猿のそれにより近い。Pliobatesに関して最も興味深い点はおそらくその肢であり、手首の回内運動によって十分な回転が得られて慎重に木に這い登ることが可能になっている。これは大型類人猿の特徴である。しかし、肘には現世類人猿とその他の霊長類を区別する重要な特徴はなく、そのことから腕でぶら下がりながら肘の関節を固定することが可能になっている。さらにややこしいことに、Pliobatesの骨張った外耳は狭鼻下目より前に生息していたサルより原始的である。総合すると、これらの研究結果はあらゆる類人猿の最も新しい共通の祖先は一般的に考えられていたほど大型類人猿には似ていない可能性があることを示している。Brenda BenefitがPerspectiveでこの新しい化石が示唆する様々な進化のシナリオなど、この研究についてさらに詳しく説明している。

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Article #8: "Miocene small-bodied ape from Eurasia sheds light on hominoid evolution," by D.M. Alba; S. Almcija; D. DeMiguel; J. Fortuny; M. Prez de los Ros; M. Pina; J.M. Robles; S. Moy-Sol at Universitat Autnoma de Barcelona in Barcelona, Spain; S. Almcija at George Washington University in Washington, DC; J.M. Robles at FOSSILIA Serveis Paleontolgics i Geolgics in Barcelona, Spain.

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