Public Release: 

大量絶滅期、生き残る生物群集はより安定する

American Association for the Advancement of Science

このニュースリリースには、英語で提供されています。

史上最大の生物絶滅の1つであるペルム紀-三畳紀絶滅を詳しく調査することで、生物群集の構成がこの絶滅期を通しての安定を予測する鍵であることが判明した。人間が大量絶滅を引き起こしている今日、生態学的安定につながる要因を特定することで種が次々に死に絶える際に予測されることを知る重要な手掛かりが得られる。Peter RoopnarineとKenneth Angielczykは化石記録を基に、ペルム紀-三畳紀大量絶滅の前後およびその期間中の様々なギルド(共通の資源を利用する種のグループ)を把握するための複雑なモデルを作成した。彼らは各生物群集について、ギルドネットワークを再編成したり、それを完全に取り除いたり、種間のリンク数の頻度分布を変更したりすることで妥当と考えられる100の食物網を構築した。絶滅期の終わり頃から三畳紀前期の最初の数年の間には、局所的に安定した食物網が25%から84%に激増し、その一方で、多様性は43%から19%まで減少した。様々なシミュレーションを行った結果、局所的安定の上昇は機能構造に起因し、生物多様性の変化によるものではなかったとRoopnarineとAngielczykは述べている。さらに、この安定性の上昇は一部、小型羊膜類(魚類と両生類を除くすべての脊椎動物)の初期の選択的絶滅にも原因があった。対照的に、三畳紀前期、少数の種が生き残り、新しく進化した種も多数出現したとき、生物群集は不安定になった。PerspectiveではCharles Marshallがこれらの研究結果をさらに掘り下げ、2億5千万年以上も前の羊膜類の大量絶滅について説明し、現代の絶滅との違いを述べている。

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Article #16: "Community stability and selective extinction during the Permian-Triassic mass extinction," by P.D. Roopnarine at California Academy of Sciences in San Francisco, CA; K.D. Angielczyk at Field Museum of Natural History in Chicago, IL.

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