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火山活動が白亜紀大量絶滅の一因かもしれない

American Association for the Advancement of Science

このニュースリリースには、英語で提供されています。

一般的な共通認識では、6,600万年前に地球に巨大隕石が衝突したことが、恐竜絶滅を含むその後の大量絶滅の一因だとされている。しかし新たな証拠によって、この衝突のせいで火山活動が激しくなり、その結果さらに絶滅が後押しされたことが示唆された。 火山活動のこの新しい測定値(おそらく今までで最も正確なもの)は、衝突後5万年のあいだにデカン火山の噴火回数が劇的に増加したことを示している。このインドの火山脈における火山活動を理解するため、Paul Renneらは火成鉱物に対して高精度のアルゴン年代測定を行った。このデータと岩石の層状構造とを考えあわせた結果、この火山地帯の一部地域は隕石が衝突する以前から既に活発だったことが明らかになった。研究チームによると、衝突後、特定地域の平均噴火頻度は劇的に減少したが、(噴火イベント1回あたりの)溶岩体積は増加し、平均マグマ噴出率はおよそ2倍になったという。高頻度・低体積の噴火から低頻度・高体積の噴火に移行したということは、マグマ供給系が根本的に変化したことを示唆している、と著者らは述べている。この大量のマグマ噴出は大量絶滅後も約50万年間続いており、これは絶滅から海洋生態系の初期回復までにかかった時間と一致している。従って著者らは、白亜紀の大量絶滅は隕石衝突と火山活動増加の影響が重なった結果である可能性を示唆している。

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Article #12: "State shift in Deccan volcanism at the Cretaceous-Paleogene boundary, possibly induced by impact," by P.R. Renne; C.J. Sprain at Berkeley Geochronology Center in Berkeley, CA; P.R. Renne; C.J. Sprain; M.A. Richards; S. Self at University of California, Berkeley in Berkeley, CA; L. Vanderkluysen at Drexel University in Philadelphia, PA; K. Pande at Indian Institute of Technology Bombay in Mumbai, India.

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