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グリーンランドの氷河の棚氷は縮小し、流れは速くなっている

American Association for the Advancement of Science

新しい研究の報告によると、グリーンランド北東部にある大きな氷河Zachari Isstrmが、ここ数年で急速に後退しはじめているという。この氷河が消滅すれば、グリーンランド氷床の12パーセントが失われ、著しい海面上昇をまねく恐れがある、と著者らは述べている。Jeremie Mouginotらは、衛星観測結果を含む40年にわたる氷河のデータを使って、Zachari Isstrmとその北隣りにあるNioghalvfjerdsfjorden氷河の変化を研究した。報告によると、Zachari Isstrmの加速度は2012年に3倍になり、氷棚の面積は2002年から2014年の間に95パーセント縮小したという。一方、その北にあるNioghalvfjerdsfjorden氷河では、こうした劇的な後退も薄化も起こっていなかった。Mouginotらは、気温と海水温の上昇がZachari Isstrmの劇的な後退の一因ではないかと示唆している。彼らの予測によると、Zachari Isstrmではあと20から30年間は急速な後退が続くと思われ、Nioghalvfjerdsfjorden氷棚は薄化がこのまま続けば脆弱になって近い将来崩壊するだろうという。彼らの研究によって、グリーンランド北東部の氷床ダイナミクスに対する理解が深まった。

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Article #19: "Fast retreat of Zachari Isstrm, northeast Greenland," by J. Mouginot; E. Rignot; B. Scheuchl; M. Morlighem; A. Buzzi at University of California, Irvine in Irvine, CA; E. Rignot; I. Fenty; A. Khazendar at California Institute of Technology in Pasadena, CA; J. Paden at University of Kansas in Lawrence, KS.

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