Public Release: 

個々の遺伝子機能を迅速に明らかにする技術

American Association for the Advancement of Science

遺伝子編集システム「CRISPR」を用いた技術が開発され、遺伝子変異を迅速に同定できるようになった。この研究結果によって、遺伝子の位置を突き止めてその機能を明らかにする作業が、大幅に向上する可能性がある。これまで遺伝子変異の同定は、減数分裂期組換えが自然に起こる頻度に制約を受けていた。減数分裂の際には、細胞が2回分裂して胚(生殖)細胞が作られ、遺伝物質が「シャッフル」される。多くの場合、この組換え頻度は非常に低いので、位置を突き止めた領域を個々の遺伝子に分解することはできず、ましてや遺伝子内の特定変異に分解することはできない。減数分裂期組換えは、体細胞にも影響を及ぼすものであり、遺伝子の機能と変異についてより詳細な理解をもたらしてくれる。なぜなら、減数分裂期組換えによって、2組ではなく1組しか遺伝子セットをもたない染色体が形成されることがあるからだ。これにより遺伝子は機能を失うため、その遺伝子が果たす決定的な役割について重要な洞察を得ることができる。しかし、減数分裂期組換えは頻繁に起こる現象ではない。今回、Meru SadhuとLeonid Kruglyakらは、CRISPRを用いて減数分裂期組換えを誘発し、形質変異の詳しい位置を突き止めた。彼らは、酵母がマンガン感受性を示すようになる遺伝子変異を同定することで、この技術を実証した。

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