Public Release: 

人間の脳はどのようにナビゲーションするか

American Association for the Advancement of Science

新たな研究から、海馬と前頭前皮質の相互作用によって、ヒトはある場所から別の場所への行程を計画し、ナビゲーション(舵取り)ができることが明らかにされた。この結果は、この相互作用ネットワークの直接的エビデンスを提供しており、目標地点を目指した移動のナビゲーションの背景にある複雑なプロセスに光をあててくれる。このような課題を遂行中のヒトにおける脳内活動のデータを収集するため、Thackery Brownらは被験者をバーチャル環境の中におき、5つの異なる場所に行くよう命じた。翌日、被験者らは同じ場所を見つけるよう命じられた。全脳高解像度fMRI検査が、被験者がナビゲーション前に経路を計画している時と、ナビゲーション時に実施された。そのデータを解析したところ、記憶に基づくナビゲーション時に海馬と相互作用することが知られている眼窩前頭皮質が、ナビゲーションにおいて何が「将来の目標地点」すなわち終点であるかを分類する際に決定的な役割を果たすことが明らかになった。前頭極皮質は、海馬においてこの情報をコード化する際に調節を行う役割を果たすことが分かった。他の3つの領域、すなわち海馬傍皮質、嗅周皮質、脳梁膨大後部皮質は、ナビゲーションのために、これから経験する空間関係を脳が「視覚化」するのを助けることが分かった。この研究のデータは十分に詳細なものであるため、研究者らは、目標地点へのルート上に置かれた刺激である「サブ目標」が検知された時点を知ることができ、これらの刺激の認知が「非‐目標」よりも優先されたことを知ることができた。これらの結果を合わせると、ヒトの脳がどのようにナビゲートするかについて興味深い洞察が得られる。

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