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「可逆的」な抗凝固薬が出血リスクを低下させるかもしれない

American Association for the Advancement of Science

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IMAGE: 研究者らが、出血(現在の抗凝固薬に伴うリスク)を引き起こすことなく血液凝固を防ぐ抗体を開発した。 view more

Credit: Chris Bickel / Science Translational Medicine (2016)

産学提携で、出血(現在の抗凝固薬に伴う重篤なリスク)を誘発することなく血液凝固を阻害できる抗体が開発された。 この研究は複数の動物モデルで行われた。いつかヒトで安全に使用できるように、この薬剤の効果を速やかに逆転させ、追加の安全チェックを提供できる第二の抗体も開発された。血液凝固は、心臓発作、脳卒中、その他の心血管疾患を引き起こしうる。これらの病態を持つ患者は通常、血液凝固を予防する薬剤の投与を受けるが、これには制御できない出血が生じるリスクが伴う。凝固第XIa因子(FXIa)は、血液凝固に重要な役割を果たすタンパク質であり、主要な薬剤標的として登場しているが、FXIaを特異的に阻害することは依然として困難である。今回、Tovo Davidらが、FXIaに特異的に結合し酵素活性を阻害する抗体をデザインした。この抗体は、ヒトならびにマウスとウサギの血液の凝固を食い止めた。この薬剤はサルでも安全であると考えられた。サルは、凝固を防ぐのに必要な用量よりも高い用量を投与した場合でも突発性出血の徴候を示さなかったのである。これらの動物試験で出血の増加は認められなかったが、ヒトでのFXI欠乏は出血と関連しうるため、Davidらは、抗FXIa抗体の活性を迅速に逆転させる解毒剤として、第二の抗体も開発した。さらに開発が行われれば、可逆的なFXIa特異的抗体が、新たな安全なクラスの抗凝固薬となるかもしれない。

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