Public Release: 

引換券を用いて健康製品の配布を最適化する

American Association for the Advancement of Science

新しい研究の報告によると、健康製品を配布する際に簡単な引換券システム(わずかな時間と手間をかけて無料の水処理液を得るようなシステム)を用いれば、無料で製品を受け取っておきながら結局は使わない人をふるい落とすのに有効だという。この研究結果は、重要な健康製品を貧しい人々に最適に配布してその恩恵を受けさせるための解決策を、政策立案者に示唆するものである。政策立案者のあいだでは長年にわたり、発展途上国で健康製品(寄生虫駆除薬、マラリア治療薬、蚊帳など)を有料にすべきかについて議論が続いており、無料配布は結局無駄になるのではないかという懸念も示されている。理想的な配布方法を見つけるため、Pascaline Dupasらは致命的な下痢を引き起こす飲み水を浄化できる塩素系水処理液について、3種類の配布方法を試した。研究者らは、ケニアの農村部にある母子診療所の待合室にいた1,118名を被験者に採用した。1つ目のグループには、一部補助金が出た価格で処理液を売った。2つ目のグループには、製品を無料で与えた。3つ目のグループには、入手するための少しの手間(地元の店で引換券を製品と引き換える)を惜しまない人に対して、無料で与えた。無料配布グループではほぼ全員が受給した(水処理液の最初の瓶は全員が受け取った)のに対して、一部補助金が出たグループではわずか13%の処理液しか受け取られなかった。引換券グループにおける受給率はそれよりも高く、一世帯につき引換券の39.8%が製品と引き換えられた。研究チームはその後、各世帯を追跡調査して、ため水の残留塩素を調べ、製品が実際に使用されたかどうかを判定した。残留塩素試験で陽性だった割合は、無料配布グループと引換券グループとでほぼ同じで、それぞれ33.9%と32.9%だった。このことから、引換券を保管して製品と引き換えるのが不便だからといって、塩素液を直接与えられれば使用したであろう人がふるい落とされることは、ほとんどないことが示唆された。しかし、引換券システムは、無料支給で製品を受け取っても水の処理はしない88%の人をふるい落とすという点では有効だった。これらの研究結果は、Benjamin OlkenによるPerspectiveでさらに論じられている。

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