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早産の「犯人」として名指しされた粒子凝集体

American Association for the Advancement of Science

100人以上の妊婦を対象とした新たな研究から、羊水内の異常な組成のミネラル‐蛋白質凝集体が早産を引き起こす犯人の可能性があると特定された。この所見は、乳児の死亡や障害の主要原因である早産を予防する目的で、このような粒子凝集体の形成を抑制する治療法や補助食品の開発への扉を開くものである。早産の前には胎膜の早期破裂が生じることが多いが、その原因として特定されたもの(感染症や炎症など)はない。多くの妊婦において、正期産または早期産の胎盤に石灰化プラークが検出されることがあるが、早産におけるその役割は依然として不明である。Lydia Shookらは、calciprotein particle(CPP)という、これまで他の病態(関節炎、アテローム性動脈硬化、動脈瘤など)に関連付けられているミネラル‐蛋白質凝集体に狙いを付けた。研究者らは、自然早産を経験した研究参加者から得た羊水や胎膜を分析した。その結果、胎膜早期破裂をきたした女性では正期帝王切開を受けた対照群と比べて、高濃度の石灰化沈着物が検出され、石灰化を抑制する蛋白質の濃度が低いことが示された。Shookらは、早期産女性のコホートから得た羊水を培養するとCPPの凝集体が形成され、羊水に必須の多くの蛋白質が枯渇していることを発見した。さらに、可溶性のCPPにin vitroで曝露されると、正期産であった女性から得た胎膜サンプルの構造と機能が障害され、この粒子凝集体が毒性を有することが示された。著者らは、今後の研究により、CPP形成を早期に開始させる誘因を同定する必要があるであろう、と述べている。

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