Public Release: 

トマトの豊かな風味を復活させる

American Association for the Advancement of Science

IMAGE

IMAGE: 生産者が大きさや硬度といった質でトマトを選別するため、トマトに風味を与える多数の遺伝子が失われた。今回、Denise Tiemanらが本来の風味に関係する失われた遺伝子を発見した。 view more

Credit: Harry Klee, University of Florida

新しい研究の報告によると、遺伝子解析によってトマトの風味を回復させるのに必要な遺伝子が判明したという。トマトは長年にわたって輸送を目的に大きさと硬度といった質で選別されてきた。その一方で風味での選別はなおざりにされてきたため、多くの現代の品種ではトマト本来の味わいが失われている。失われた風味を与える遺伝子を特定する目的で、Denise Tiemanらは現代の品種、エアルーム品種、野生種を含む398品種のトマトの全ゲノムの配列を決定した。また、消費者パネルで101品種に及ぶ160のトマトのサンプルを総合的な好ましさと風味の強さといった質で評価し、その結果、数十の興味深い化合物を特定した。こういった方法でTiemanらは風味に関係するエアルーム品種に比較して現代の品種で著しく減少した13の化合物の特定に成功し、それに対応する失われた遺伝子についても遺伝子配列データを使用して特定した。小さいトマトほど糖度が高い傾向にあること、つまり、栽培種のトマトは選別のために大型化し、甘さと風味が犠牲になったことをTiemanらは発見した。

###

Disclaimer: AAAS and EurekAlert! are not responsible for the accuracy of news releases posted to EurekAlert! by contributing institutions or for the use of any information through the EurekAlert system.