Public Release: 

抗酸化物質の不足を補う甘い方法

American Association for the Advancement of Science

保護作用のある抗酸化物質をほぼ含まない花蜜のみを常食としている動物は、糖を抗酸化物質に変換させることで酸化による筋肉の損傷を受けないでいられることが新しい研究によって判明した。この結果は、長年の疑問であった花蜜を常食とする種が抗酸化物質を直接摂取せずにエネルギーを大量消費しても筋肉に損傷を受けない仕組みの解明に役立つ。筋肉がエネルギーを消費する際には活性酸素種(ROS)と呼ばれる副産物が発生し、これが細胞に損傷を与える。抗酸化物質はその損傷を軽減する重要な栄養素で、大半の動物は主に食べ物を通してその抗酸化物質を摂取している。Eran Levinらは今回、スズメガに花蜜を与え、飛翔後の筋肉の損傷の程度を測定し、花蜜を摂取しなかった対照群と比較した。注目すべきことに、花蜜を摂取したスズメガは対照群より遠くまで飛びながらも酸化による損傷は少なかった。また、細胞膜の保護に重要な抗酸化物質である還元型グルタチオンの濃度も高かった。次に、様々に標識された炭素同位体を持つグルコースを含有した花蜜をスズメガに与え、花蜜の代謝過程を追跡した。その結果、スズメガはペントースリン酸経路(PPP)により糖という形の炭水化物を抗酸化物質に変換していることが判明した。関係するPerspectiveでCarlos Martinez del RioとMichael E. Dillonがこれらの研究結果とPPPについてさらに詳しく説明し、ヒトを含むその他の動物も抗酸化物質を生成する古くからのこのメカニズムを持っていると考えられると述べている。

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