Public Release: 

追加費用なしで稲作を保護する

American Association for the Advancement of Science

新しい研究の報告によると、新たに確認された稲の機構を利用すれば、米の収穫量を減少させることなく、壊滅的な病気への耐性を維持できるという。いもち病は稲作に壊滅的な被害をもたらす深刻な真菌性の病気だが、一般に、この病原菌に耐性を与える遺伝子は米の収穫量を低下させる場合が多い。以前から、この真菌に対して高く永続的な耐性を可能にするような一連の遺伝子は確認されていた。今回、Yiwen Dengがこれらの遺伝子をさらに詳しく調べたところ、PigmRが特に効果的であり、50種類のいもち病に完全な耐性を与えることを見出した。しかし、種子が作られる間にPigmRが発現した場合は、これによって種子生成が妨げられ、結果として収穫量が減少する、と著者らは報告している。彼らは、別の遺伝子PigmSが共発現するとPigmRの耐性特性が妨げられることも見出した。興味深いことに、ある稲の品種において、PigmRは植物全体で発現することがわかったが、PigmSの発現は生殖組織に限られており、その結果としてPigmRに関係する種子被害が抑えられた。こうした部位特異的な抑制は、収穫量を低下させることなく、稲の茎・穂・葉にいもち病への耐性を与える。研究者らは、PigmRの機能の妨害にかかわっている特殊なアミノ酸も確認した。こうした前進によって、米の生産量を変えずに稲作の保護を促進できる可能性がある。

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