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乳仔マウスは腸管感染との闘いを助ける微生物を保有していない

American Association for the Advancement of Science

マウスの新たな研究から、マウス新生仔は腸内微生物叢が未発達であるために腸管感染を起こしやすいことが示され、病原体から防御する健康な微生物の保菌を増進する方法も示唆された。この結果から、哺乳類の新生仔におけるこのような易罹患性の上昇の原因は、未発達な免疫系だけではないことが示された。微生物叢の役割を探るため、Yun-Gi Kimらは無菌マウスの腸管に、乳仔マウスまたは成獣マウスのいずれかに由来する微生物を保菌させたのち、サルモネラの菌株に感染させた。その結果、4日齢マウス由来の微生物叢を保菌させたマウスの約50%が感染により死亡したが、成獣マウスの微生物叢を保菌させた無菌マウスは全例生存した。未成熟な微生物叢を移植されたマウスは、糞便中の病原体数も有意に多かった。この影響は、下痢を引き起こす別のタイプの細菌をマウスに感染させた場合にも認められた。すでにある病原菌を感染させた乳仔マウスでは、「成熟した」微生物叢を移植することで疾患が抑制された。さらなる実験により、成獣マウスに存在するが乳仔マウスには存在しない、クロストリジウム綱(Clostridia)と呼ばれる芽胞を形成する嫌気性細菌の一種が、下痢を引き起こす2種の細菌株に対して防御することを示した。クロストリジウム綱は酸素がなくても増殖できる細菌であることから、著者らは、無菌マウスにおいて酸素が存在すると増殖できる病原菌を排除してクロストリジウム綱の保菌を促進するために、著者らは腸内の酸素を減らすコハク酸を乳仔マウスに摂取させた。

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