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食事が変わればマイクロバイオータが変わる

American Association for the Advancement of Science

タンザニアに住む狩猟採集民集団のマイクロバイオータ(微生物相)は、食事の季節変化に応じて構成が変化することが、新しい研究によって明らかになった。さらに、彼らのマイクロバイオームの構成は、欧米式の食事を取っている人々と大きく異なっていた。ハッザ族はアフリカで狩猟採集生活を送る最後の部族のひとつであり、こうした伝統的な生活様式を守っている人は200人に満たない。彼らの食事は季節に左右され、雨季にはベリー類の採集やハチミツの摂取がより頻繁に行われ、乾季には狩猟の成功率が最も高くなる。食事とマイクロバイオームの間のパターンについて理解を深めるため、Samuel Smitsらはさまざまな季節に(つまり、さまざまな食事をした)188人のハッザ族から350の糞試料を集めた。そのデータから、バクテロイデス門の細菌の70%が乾季の終わりから雨季の初めにかけて姿を消すが、これらの種の大半が後のある時点で再び現れることが明らかになった。全体では、著者らはハッザ族の人々に存在する4つの科の細菌が、特に季節によって変わりやすいことを確認した。次に、研究チームはハッザ族のマイクロバイオームを16か国18人のマイクロバイオームと比較した。その結果、先進工業国の人々のマイクロバイオームはバクテロイデス属の細菌が優勢で、マイクロバイオームの平均21%を占めるのに対して、分析した伝統的なマイクロバイオームは0.8%だということが判明した。また、ハッザ族などの伝統的集団に存在する一般的な2つの科の細菌は、非伝統的な食事をする人々ではほとんど見られないか、まったく検出されなかった。ハッザ族は、植物性炭水化物を処理するための酵素も、欧米型の食事をする人々より多く持っていた。最後に著書らは、米国人のマイクロバイオータにはハッザ族のマイクロバイオータよりもかなり多くの抗生物質耐性遺伝子が見られる、と報告している。関連するPerspectiveでは、Shyamal Peddadaがこれらの研究結果を論じている。

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