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骨細胞が癌を促進する仕組みについての新たな手掛かり

American Association for the Advancement of Science

新しい研究によると、骨髄に見られるある種の細胞は、早期肺癌のマウスにおいて腫瘍の増殖を促進しうるという。Camilla Engblomらは、肺癌腫瘍のあるマウスは腫瘍のないマウスに比べて、骨量が著しく高いことを見いだした。このパターンは肺癌患者にも見られた。腫瘍のあるマウスの骨髄を詳しく調べた結果、オステオカルシンを発現する(Ocn+)骨芽細胞(骨形成に関与する細胞)の数が多いことが判明した。興味深いことに、Ocn+細胞を除去すると腫瘍の増殖が抑制されることから、Ocn+細胞が肺癌の進行に機能上必要であることが示唆される。次に著者らは、Ocn+細胞が、肺腫瘍に浸潤するようなある種の好中球の産生を促進することを見出した。こうした好中球によって、血管形成、T細胞応答の抑制、腫瘍細胞の増殖・成長といった、発癌促進過程に関連する遺伝子の発現が増加した、と著者らは報告している。ヒトの場合、同様の好中球の特徴は、患者生存率の低下と相関したという。この研究は、Haiying ZhangとDavid LydenによってPerspectiveでも取り上げられている。

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