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非侵襲的な耳鳴り治療は幻の音の音量を下げる

American Association for the Advancement of Science

耳鳴りを緩和する、非侵襲的な方法が考案された。耳鳴りは、米国の15%もの多くの人を悩ませている、音がしているという持続的な錯覚である。この介入法(ヘッドホンを介した短い音と首または頬への軽い振動として与える、音と体性感覚の30分間の交互刺激)は、参加者20例を対象とした二重盲検シャム対照クロスオーバー試験で、耳鳴りを緩和した。耳鳴りは、大きな音への過剰な曝露の後に生じることがあり、これが、耳鳴りが軍関係者にもっともよくみられる任務に関連した障害である理由の1つである。現行の治療法では、根底にある神経学的原因に対処するのではなく、侵襲的手術を行うか、罹患した人の持続的雑音が聞こえるという感じ方を調整するだけである。これまでの研究で、耳鳴りが、背側蝸牛神経核と呼ばれる脳領域のニューロンネットワークによる自発的な同時発火によって生じることが示唆されている。Kendra Marksらは、このような解析をさらに拡張させ、自発的同調(すなわち、ニューロンの同調発火)を止める方法を探求した。Marksらは、耳鳴りのモルモットモデルを用いて、音と体性感覚の交互刺激を20分間行うと、自発的同調が中断され、行動症状が緩和されたことを示した。Marksらは次に、耳鳴り患者が自分で4週間毎日30分間このような刺激を行える自宅に持ち帰れる設備を開発した。この研究の間、2例が幻の音が全く消失したと報告し、11例が音の大きさや高さが減少したことに気づき、耳鳴りがあまり「耳障り」や「鋭い」ものではなくなったと評価した。Marksらは、2種類の刺激を交互に与えることが重要であったと指摘している。音のパルスのみを聞いたときは動物もヒトも耳鳴りが軽減しなかった。

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