Public Release: 

長期にわたる漁種資源の最適化によりいかに混獲が減るか

American Association for the Advancement of Science

漁業を長期にわたり持続可能な形で管理する取り組みは、混獲を減らすことで有益な波及効果ももたらすことが、新たな研究により示唆された。この研究はさらに、漁業の持続可能性を高めるアプローチにより護られるであろう重要な魚種も示している。最近の研究では、世界の半分以上の漁業において乱獲が行われていること、またこれらの漁業の再管理により、長期的に世界の漁獲高を約15%、利益を80%高められる可能性があることが示唆されている。漁業はまた、捕獲対象でないのに偶然捕獲(混獲)されてしまう保護種、例えば海洋哺乳類などの巨型動物類、ウミガメ、海鳥やサメにも影響を及ぼす。Matthew Burgessらは、現在の漁業規模の縮小により、混獲によって通常捕獲される種がどのように影響を受けるかを検討することを試みた。著者らは、長期利益を最大化するために必要なフィッシングプレッシャーの変化の推定値(最大経済生産量:MEY)を調べ、このデータを、混獲されて減少しつつあるいくつかの個体群を回復させるために必要な混獲による死滅率の変化と比較した。このような種には、危険に曝されていると考えられ、特に混獲される可能性に脅かされている9種の海洋哺乳類、6種のウミガメ、および3種の海鳥の個体群が含まれた。Burgessらの結果から、漁種資源を持続可能な形で管理することで、この研究で分析対象とされた混獲可能性のある個体群13種のうち7種(大まかに言えば約半数)の減少を、わずかな追加コストまたはそうしたコストなしにくいとめることになることが示唆される。しかし著者らによれば、混獲を完全になくすことでは、世界の大部分において1種のウミガメと1種の海鳥の個体群の減少を止めるには、他の要因のために不十分であるという。

Note: This paper will be available for free when the embargo lifts at http://www.sciencemag.org.

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