Public Release: 

河川が地球表面に占める割合はこれまで考えられていたよりはるかに大きかった

American Association for the Advancement of Science

衛星データを用いて新たに作成された地球規模の河川地図によって、こうした水域の地球上の表面積はこれまで考えられていたよりも約44%大きいことが示唆された。地球上の河川の表面積を定量化しようと試みた研究はこれまで2件しかなく、2件とも限られたデータに基づいていた。しかし、河川の水-大気境界面では、大気や生物圏との重要で複雑な化学交換が起こっている。たとえば、河川が放出する二酸化炭素量は、化石燃料燃焼とセメント生産で排出される量の約5分の1に相当する。George AllenとTamlin Pavelskyは衛星データを用いて、これまでになく詳細な河川のデータベースを作成し、「Global River Widths from Landsat(GRWL)Database」と名付けた。これは幅90キロメートルを超える河川の表面積を定量化したものであるが、著者らはデータの少ない小さな河川についても一連の計算を行って面積を求めた。合計すると、こうした河川は氷河で覆われていない地表のうち約77万3000平方キロメートルを占めると推定された。これは以前の推定値より数万平方キロメートル大きい。地域別にみると、北極圏(気候変動が炭素フラックスに及ぼす影響が大きく懸念されている地域)では以前の概算推定値よりも河川面積が大きく、欧州や米国をはじめとする経済先進地域では小さかったと、著者らは報告している。AllenとPavelskyは、多くの先進地域で河川面積が以前の推定値より小さかったということは、人為的改修が河川網に大規模な影響を及ぼしていることを示唆しているのではないかと述べている。ただし、この仮説はさらなる検証が必要である。

###

Disclaimer: AAAS and EurekAlert! are not responsible for the accuracy of news releases posted to EurekAlert! by contributing institutions or for the use of any information through the EurekAlert system.