Public Release: 

ミツバチはゼロという高度な概念を正しく理解できる

American Association for the Advancement of Science

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IMAGE: いかにしてミツバチがある時間をかけて要素の組合せの中から要素が少ない方を正解として選ぶことを学ぶか、またその後にゼロ個の要素とより多い要素を含む問題を示された時、ゼロが数の中で一番小さいことをミツバチが理解しているかを示す図式。 This material relates to a paper that appeared in the June 8, 2018 issue of Science, published by AAAS. The paper, by S.R. Howard at RMIT University in Melbourne,... view more 

Credit: Composite image by Scarlett Howard, Jair Garcia and Adrian Dyer

ミツバチは、イルカ、オウム、さらには就学前の小児とならんで、数の中でゼロを識別する能力を示す存在として認められることになった。この所見は、ヒトとは全く異なる発達をしてきた動物(脳内のニューロン数がヒトの860億個に対して百万個に満たない)が、いかにしてこの複雑な能力を持ち合わせたのか、またこの能力がこの小さな昆虫にとって環境中でいかなる利益をもたらすのか、という疑問を起こさせる。現代のヒトにとっては直観的に分かるのに対し、ゼロという数の十分な理解は、把握するのが難しい高度な数概念である。ヒトの古代文明の中には、数の体系の中にゼロの十分な理解が存在しなかったものもある。最近、一部の脊椎動物はゼロという概念を理解できることが研究で示されているが、今回Scarlett Howardらは、ミツバチが、進化において哺乳類の系統とは遠く離れているにもかかわらず、こうした「エリート集団」に属することを示すエビデンスを提示した。著者らはミツバチを自由に飛ばせて、2個から5個の黒色の要素を含む白色の四角形の刺激を使って、食餌の報酬によってミツバチを「より大きい数」と「より小さい数」という概念について訓練した(例えば、「より少ない」グループには、項目が少ない表示に向かって飛んだ場合に報酬を与えた)。次いで、ミツバチが訓練の中でまだ見たことない2つの数、すなわち2個とゼロ個(すなわち要素を含まない)の要素が導入された。ミツバチは、ゼロ個の要素が1個よりも少ないことを一貫して識別できた。興味深いことに、ヒトの特徴と同じくこのことは数の多さが離れているほど、正確に識別された。これらの結果に基づいて著者らは、この能力が動物界全体にみられるのかについて、さらなる解明に取り組んでいる。さらなる研究可能性のあるもう一つの領域は、ミツバチの脳がどのようにこの高度な数の概念を処理しているのかヒトの脳と比較して検討することである、とAndreas Niederは関連するPerspectiveで述べている。

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