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夏太后のペット:古代中国の皇族の陵墓で発見された絶滅したテナガザル

American Association for the Advancement of Science

新種のテナガザル属が極めて意外な場所で発見された。古代中国の皇族女性の墓に埋葬されていたのである。現在は絶滅した完新世のテナガサルの遺骸は、この類人猿が絶滅したのは最終氷河期の後であることを示す初の実例であるとともに、Sam Turveyらの報告によると、人間活動の直接的な結果として絶滅した最初の例とも考えられる。したがってこの発見は、類人猿は時代を通して人間が絶滅に追いやってきたのではないという見解に異議を唱えるものである。このテナガザルの遺骸は墓所、現代の中国陝西省にある古代の首都長安にある約2200~2300年前の陵墓で発見された。その当時テナガザルは「高貴な動物」と認識され、上流階級層にペットとして飼われていた。その遺骸が発見された墓 ―― およびおそらくそのテナガザル自身も ―― 中国初の皇帝の祖母である夏太后のものであったと考えられる。謎に包まれたこのテナガザルの遺骸は主に不完全な顔の骨で、これらとテナガザル科の現存種と絶滅種との比較が行われた。Turveyらによると、Junzi imperialisと名付けたそのテナガザルは頭蓋と歯の寸法の詳細分析の結果、新種の属であるという。この研究結果は、アジア東部には歴史上絶滅したこれまで知られていなかった類人猿が最近までいたこと、また、過去に人間が引き起こした様々な霊長類の絶滅が過小評価されている可能性があることが示された。テナガザルは10世紀に長安近郊で捕獲され、18世紀まで陝西省に生息していたと歴史的に説明されており、最近のこれらの説明は記録のない現在は絶滅している他の種の存在も示唆している。

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