Public Release: 

気候予測の不確実性を減らす

American Association for the Advancement of Science

放射強制力の計算が不十分なことに起因する気候モデルの誤差は、重要な気候関連の問題(たとえば、放出される二酸化炭素(CO2)が増加すると大気はどれだけ温暖化するかといった問題)への対処に支障をきたす。しかし、Brian Sodenらは今回のPerspectiveで、CO2による放射強制力に起因する温暖化は、実は、現行のモデル化手法が示唆するよりもはるかに低い不確実性で計算できると主張している。過去20年にわたり、CO2による放射強制力(つまり、大気中ガスに起因する温暖化)の不確実によって、各モデルが予測する温暖化の幅はほぼ同じに保たれてきた。Sodenらによると、放射強制力におけるCO2の役割は、気候モデルの結果が示唆するものよりもはるかに正確に知ることができるという。特に、ライン・バイ・ライン計算法(LBL:吸収帯全体で平均するのではなく、各吸収線について個々に放射伝達方程式を解く方法)を用いて計算した放射強制力は、不確実性の幅がはるかに狭い。しかし、計算コストが高いため、この種の計算法が気候モデルに組み込まれることはほとんどない。モデル自体にこうしたより高度な方法を組み込めるようになるまで、モデルのパラメータをより正確な計算(LBLなど)に照らして吟味し、気候予測における不確実性を減らさなければならない。

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