Public Release: 

金で加速、パラジウムの水素吸収

じゃまもので高性能化

Institute of Industrial Science, The University of Tokyo

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IMAGE: The Au atoms destabilize chemisorbed hydrogen, thus increasing their energy and reducing the barrier. view more 

Credit: 2018 Shohei Ogura, Institute of Industrial Science, The University of Tokyo

東京大学 生産技術研究所の福谷 克之 教授、小倉 正平 助教、灘波 和博 大学院生(研究当時)らの研究グループは、水素吸蔵材料であるパラジウム(Pd)の表面に金(Au)を混ぜることにより、水素の吸収速度が40倍以上加速されることを発見しました。

近年進められている水素のエネルギー利用には、水素吸蔵材料を利用した水素貯蔵や水素純化膜による水素精製が必要です。パラジウムはその材料として期待されていますが、水素のパラジウム表面から内部への侵入過程が遅く、吸収を速める工夫が求められていました。今回、試料表面付近の水素の振る舞いを調べることのできる昇温脱離法と共鳴核反応法を用いて、これまで水素吸収を阻害すると考えられていた金により、パラジウム表面から内部への水素の侵入速度が加速されることを明らかにしました。本研究の成果により水素吸蔵材料の大幅な高性能化が期待されます。

本研究成果は2018年7月9日(米国東部時間)の週に「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of AmericaPNAS、米国科学アカデミー紀要)」に掲載されます。

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