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風力・太陽光発電所がサハラ砂漠に思いがけない利益をもたらす:水が増える

American Association for the Advancement of Science

サハラ砂漠では風力・太陽光発電所によってその地域の降水量と植物の生長が向上しているらしいことが、新しい研究によって明らかになった。この研究結果は、風力・太陽光技術が地域気候に影響を及ぼすことで、化石燃料を含む発電と比較して、地球気温の上昇が最小限に抑えられ、全体にわたって利益が得られることを示唆している。複数のモデルによって、伝統的な発電方法にとって代わると評価されている大規模な風力・太陽光発電所が大陸規模で気候に変化をもたらしうることは示唆されていたが、パネルや設備が増設されることでより広範囲な土地が覆われることになり、風力・太陽光発電が動的植生やその土地の気候に変化を与える過程については考慮されてこなかった。サハラ砂漠と隣接するサヘル地域は広大で居住者も少なく、こうした発電所の建設に特に適していることから、今回Yan Liらはこれらの地域で風力・太陽光発電所の影響をより包括的に調査することにした。実験とモデル化を併用した結果、彼らはどちらの方式の発電所も、最終的にはその地域の降水量と植物の成長を向上させたと報告している。風力発電所は上空の暖かい空気をかき混ぜることでフィードバックループができ、それによって蒸発や降水や植物の生長が促進される。データから、風力発電所によって日降水量が倍増しうることが示唆されている。一方、ソーラーパネルは地表面アルベド(光の反射)を減少させるので、アルベド-降水-植物の生長という正のフィードバックが起こり、結果として降水量が約50%増加する、と著者らは報告している。

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