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学際的研究による解明:トウモロコシ栽培化の歴史は考えていたようなものではなかった

American Association for the Advancement of Science

約9,000年前に現在の中央メキシコで始まったトウモロコシの栽培化は、以前考えられていたよりかなり複雑で微妙に異なるものであったことが新しい研究によって確認された。古代穀類の遺伝的遺産を分析した結果、アマゾン南西部が初期のトウモロコシの二次改良の中心であったことが判明した。この結果によって、人間が介入し、地球上で最も重要な主要作物の1つを生み出した進化過程について新しい知見が得られた。関係するPerspectiveではMelinda Zederが次のように書いている。「トウモロコシが南米北部に伝播し、その地域全体に拡散したという今回の新しい優れたマルチプロキシ研究は、初期の栽培化の複雑な歴史について最近解明が進んだことを示す素晴らしい例である。」トウモロコシはメキシコの野草テオシントが進化した栽培種で、南北アメリカ全域に急拡散した。古代、トウモロコシは農地のいたる所で栽培され、ヨーロッパ人が到達する頃にはありふれた食物源になっていた。トウモロコシがかつて栽培化されたことは広く知られているが、その栽培化や南米での拡散の基本的な部分は依然として不明で、その上、既存の考古学およびゲノムデータも必ずしも一致していない。Logan Kistlerらは、南米のトウモロコシ ―― 栽培化された在来品種と考古学的試料である古代トウモロコシ――のゲノム配列を決定し、それらを世界各地の現代および古代のトウモロコシとテオシントの遺伝系統種と比較した。その結果、トウモロコシの祖先は「栽培化半ばで」南米に伝播したとKistlerらは述べている。栽培化を示す遺伝的特徴が定着する前にメキシコの先祖から分離し、それらとは明らかに異なる南米系統種が進化した。一部の種はその後引き続いて人間が選択し、完全に栽培化した。Kistlerらはゲノムに関する研究結果と考古学的、古生態学的、言語データを組み合わせ、似てはいるが別物である二次改良はアマゾン南西部で始まったと考えられると述べている。

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