News Release 

自己免疫疾患患者の発見されていない肺炎症と戦う

American Association for the Advancement of Science

APECED(遺伝性の自己免疫疾患)患者50例を対象とした観察研究で、T細胞およびB細胞活性を標的とすることにより、APECED患者で見逃されたり誤診されたりすることの多い重篤な肺関連合併症と戦えることが明らかになった。この知見は、APECED患者の肺機能とQOLを改善する可能性のある治療法を示している。APECEDはAIRE遺伝子の変異により生じ、T細胞およびB細胞機能が異常になり、内臓が損傷される。研究者はAPECEDが臓器損傷以外の他の症状を引き起こす可能性があると考えているが、正確な症状やその症状を治療できるかどうかは不明である。今回、Elise Ferréらが3年間の解析でAPECED患者50例について検討した。Ferréらは患者の肺機能を検査し、CTイメージングを行い、血液および肺生検由来の免疫細胞を解析した。驚くべきことに、患者の40%が肺臓炎(肺組織の炎症)を発症していたことが明らかになった。これはそれまでは誤診されるか見逃されており、一部の症例では重度の肺感染症および死亡が引き起こされた。患者の気道には高レベルの活動的な免疫細胞も認められ、胸腺腫患者13例およびRAG欠損症患者19例(別の2つの免疫不全症)にも同様な異常がみられた。重要なことに、T細胞およびB細胞を調節する薬剤を組み合わせてAPECED患者5例を治療したところ、6ヵ月後に肺臓炎および慢性咳嗽が回復し肺機能が改善された。今後の研究では、大規模な患者群を対象として治療の有効性および持続性を評価すべきであるとFerréらは述べている。

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