News Release 

森林再生面積は想像以上に広大。森林再生は「有効な最善の気候変動対策」である

American Association for the Advancement of Science

地球はどのくらいの樹木をどこで維持できるのか、そしてそれらの樹木はどの程度の炭素を貯蔵できるのかを初めて数値化した研究で、大気中の炭素を約25%削減する(ほぼ1世紀の間にはなかったレベル)に足る樹木を地球は追加で維持できることが報告された。「森林再生が気候変動対策の一翼を担うのは周知のことであるが、これにどれほどの効果があるかについては科学的な把握がなされていなかった。私たちの研究は森林再生が今日有効な最善の気候変動対策であることを明確に示している」と共著者であるThomas Crowtherは述べている。樹木は大気中の二酸化炭素(CO2)を捕えたり放ったりしていることから、広範囲にわたる森林再生は気候変動に対する最も効果的な対抗手段の1つと考えられてきた。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の最新報告によると、2050年までの地球温暖化を1.5℃内にとどめるにはあと10億ヘクタールの森林が必要だという。しかし、これらの再生目標が達成可能かどうかは明確になっていない。現在もしくは今後の気候条件下でどの程度の樹木被覆が可能か分からないのがその理由である。Jean-Francois BastinとTom Crowtherらは今回これを調査すべく、約80,000におよぶ森林を観察した世界規模の独自のデータセットを地図ソフトGoogle Earth Engineと組み合わせて活用し、現状での世界の樹木被覆可能地を地図化する予測モデルを作った。既存の樹木、農地、都市部を除き、地球の生態系はさらに9億ヘクタールの樹木被覆を維持できるとBastinとCrowtherらは推測している。それらの樹木被覆地は一旦成熟すると200ギガトン以上の炭素、言い換えると、人が放出する炭素の3分の2を隔離することができる。この研究で提示された世界森林再生地図は、より効果的な世界規模の森林再生目標の設定や、地域規模の森林再生プロジェクトの指針として不可欠だとBastinとCrowtherらは述べている。関係するPerspectiveではRobin ChazdonとPedro Bancalionが、現在森林面積が減り続けるとともに温暖化する地球で森林再生の取り組みもさらに困難になって時間的猶予が短くなる中、迅速かつ包括的に行動する必要があると強調している。

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