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人間の歌には世界中の文化に共通する普遍的パターンがある

American Association for the Advancement of Science

新しい研究によると、恋の歌から子守歌に至るまで、世界中の文化に存在する歌は(多様ではあるが)普遍的パターンを示すという。この研究は、300を超す社会における、1世紀以上に及ぶ人類学および民族音楽学の研究結果を異文化比較分析することにより、世界中の文化における音楽の類似点と相違点について、初の包括的な科学分析を行ったと報告している。音楽は人類共通の言語だと昔から言われているが、音楽に意味のある普遍性が存在するかどうかは不明で、多くの音楽学者はこの考えに対して非常に懐疑的である。今回、この難題に取り組んだSamuel Mehrらは、人間の歌(ボーカル・ミュージック)の普遍性と多様性を明らかにするために、現代的なデータサイエンスと世界中の文化の音楽録音および民族学的記録とを融合させた。Mehrらは、315の文化における踊りの歌、癒しの歌、恋の歌、子守歌について、歌の背景に関する詳細な説明も添えた録音目録を作成した。彼らが形式性、覚醒度、宗教性に基づいて各録音を比較した結果、音楽の普遍性が浮き彫りになった。著者らによると、音楽は調査したすべての社会に存在し、予想通り、社会的な機能や背景(踊りや恋愛など)に関連していたという。世界中のどの社会でも、歌の社会的機能は音楽的特徴から予測できると、著者らは述べている。さらに、彼らの研究結果から、音楽の背景の多様性が文化間よりも文化内で大きいこともわかった。関連するPerspectiveではW. Tecumseh FitchとTudor Popescuが、「総合すると、データサイエンス人類学と心理学を融合させた(Mehrらの)研究手法は、音楽学における長年の問題を解決するための刺激的な新しい方法であり、人類が生み出し楽しんでいる多様な音楽の根底にある認知的普遍性について、深い見識を与えるものである」と述べている。

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