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日光を反射する積雪が減ることで、コロラド川の水量が減る

American Association for the Advancement of Science

研究者らの報告によると、コロラド川流域では日光を反射する周辺の季節性積雪が消失することが原因で、降水で補える以上に蒸発によって水量が減少しているという。この研究によって、気温上昇に対するコロラド川の感受性の推測についての長年の論争が解決し、説明が得られたとともに、今後深刻な水不足が起こる可能性が高まっていることも明らかになった。世界では多くの地域が山々の季節性冠雪や氷河からの流水に依存している一方で、この研究結果によって、積雪は保護シールドとしても機能し、入射する日光を反射して水の蒸発を抑えていることが示された。約4千万の人々に水を供給し、年間1兆ドルを超える経済活動を支える水資源であるコロラド川は縮小している。世界各地には水不足地域に水を供給する川が多数あるが、コロラド川の水量は長年にわたって深刻な干ばつや温暖化によって減少している。しかし、気候温暖化に対する河川の流量の感受性や反応はほぼ解明されていない。その結果、今後の温暖化における水の利用性という極めて重要な予測が不確かなものになっている。Christopher MillyとKrista Dunneはこれまでのモデルとは異なる水文モデルを開発した。そのモデルは太陽光の入射と積雪面のアルベド間のエネルギーバランスを説明する。明るい雪や氷はアルベドが高い。つまりそれらは太陽エネルギーを空間に向けて反射している。MillyとDunneは過去の測定値も併用し、コロラド川流域で温暖化に起因する雪の消失によって太陽エネルギーの吸収が増え、全域で水の蒸発が進んだ経緯を示した。彼らの推測によると、アベイドの低下による乾燥では1℃気温が上昇するごとに水量は9.5%減るという。この結果は、この乾燥は今後の温暖化に予想される降水量の増加を上回ることを示唆している。

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