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新たに発見された近傍の系外惑星系は、系外惑星の大気を研究するうえで大いに期待できる

American Association for the Advancement of Science

報告によると、地球から約11光年の距離にある「GJ 887」は、太陽の約半分の質量をもつ赤色矮星であり、複数の惑星を有する惑星系としては太陽系の最も近傍にあるもののひとつである。新しい研究によれば、この近傍の系は少なくとも2つ、もしかすると3つの巨大地球型系外惑星を有しているという。近傍にあることから、近々打ち上げ予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を利用すれば、系外惑星の大気を研究する機会が得られることになる。系外惑星を見つける一般的な方法では、恒星の動きをドップラー法で観測して、その周りを回る惑星の引力を明らかにする。この手法を用いて、Sandra JeffersらはGJ 887を3ヵ月のあいだ毎晩観測した。Jeffersらは、今回のデータと約20年分の過去の観測結果を併用することによって、少なくとも2つの巨大地球型惑星が、近傍の赤色矮星のすぐ近くを公転周期9.3日および21.8日で周回していることを見出した。また、さらに外側に、3つ目の惑星候補が公転周期約50日で周回する証拠も見つけた。著者らは、確認された2つの惑星は非常に高温であるため、惑星表面に液体の水を保持することは無理だろうと示唆している。しかし、さらに外側にある未確認の3つ目の惑星は、GJ 887のいわゆる「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」内に位置する可能性がある。GJ 887は他の赤色矮星ほど活発ではないので、今回新たに発見された惑星は、赤色矮星に特有の有害な太陽フレアの影響を免れている可能性がある。関連するPerspectiveではMelvyn Daviesが、「もし赤色矮星の周りに住まなければならないとしたら、GJ 887のように静かな星を選ぶだろう」と述べている。「さらなる観測によって、3つ目の惑星がハビタブルゾーンに存在することが確認されれば、GJ 887は太陽系近傍で最も研究される惑星系になるだろう」と、Daviesは述べている。

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