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耳鳴り治療のために耳と舌を刺激する感覚デバイスの大規模試験

American Association for the Advancement of Science

Research News

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IMAGE: A schematic showing the bimodal neuromodulation device. Wireless headphones delivered sounds, while a small electrode array stimulated the tongue with different patterns. This material relates to a paper that appeared... view more 

Credit: [Credit: B. Conlon et al., Science Translational Medicine (2020)]

耳と舌を刺激するデバイスにより、耳鳴りの患者326例で耳鳴りの症状の重症度が最長1年にわたり大幅に軽減し、患者において高い満足度と遵守率が達成された。この研究は、これまでに実施された耳鳴り治療の臨床試験で最大規模であるが、バイモーダル技術により効果的かつ臨床使用可能な耳鳴り治療用の初のデバイスを開発し、この治療により対象患者の最大15%で効果が得られることを示した。この煩わしい聴覚障害では、患者は鐘の鳴る音などノイズ幻覚を、外的なインプットがないのに知覚するものである。耳鳴りは有病率が高く、消耗性となる可能性のある疾患であるが、患者に軽減をもたらす医用デバイスや薬剤で承認されたものはない。しかし、動物を用いた最近の研究では、音や電気により聴覚神経系を刺激すると症状が改善することが示されている。こうした有望な結果に基づいて、Brendan Conlonらは、ヘッドホンによって耳に音を送り、少量の電気で舌に刺激を与えるという、非侵襲的な刺激デバイスを用いた。様々なタイプの耳鳴りを有する患者326例を対象とした無作為化試験において、著者らは患者に対して、12週間にわたりこのデバイスを毎日60分間用いるよう指示した。このデバイスにより耳鳴りの症状が軽減し、こうした症状改善は12ヵ月の追跡調査期間中持続した。重度の副作用をきたした患者はおらず、著者らは満足した患者の割合が高かったと報告し、回答してフィードバックを返した患者の77.8%は、自分の知人で耳鳴りのある人がいればこの治療を勧めるだろうと答えた。著者らは、経時的に刺激のプロトコールを変えることによる効果を検討するための、別の大規模臨床試験を現在実施中であると述べている。

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