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金属量の小さい球状星団の存在から疑問が投げ掛けられている形成モデル

American Association for the Advancement of Science

Research News

新たな研究によると、近傍にあるアンドロメダ銀河の外れで、多数の星々の遺跡の集団である球状星団(GC)であり、水素およびヘリウムより重い化学元素の量(金属量として知られている)が非常に少ないものを研究者らが思いがけず発見した。このGCは、RBC EXT8と命名されており、化学元素の量が太陽より800分の1も少なく、以前観測された限度を下回っていることから、多数の星々から成るGCがそのように小さい金属量で形成され得ないという考えに疑問が投げ掛けられている。GCは高密度で、重力によって結合された数千から数百万の古い星々の集団であり、巨大銀河の外縁の軌道を周回している。多くのGCは宇宙の歴史の初期に形成されている。1つの銀河内で最古の星々のなかにはGCに含まれているものがあるため、天文学者らは初期銀河の形成および進化に関する記録をGCから得ることができる。大半の金属量の小さいGCでは金属量が太陽の約300分の1であり、この値を下回る金属量のGCはこれまでに発見されていなかった。GC形成に必要な金属含有量の限度(金属量の下限値)を示すものと考えられており、この限度を説明するためにいくつかのメカニズムが提案されている。Søren Larsonらは、アンドロメダ銀河において極端に金属量の小さいGCを発見したと報告している。RBC EXT8のスペクトル分析から、その金属量が以前に知られている大半の金属量の小さい球状星団の約3分の1であることが示されており、何らかの金属量の下限値が必要なのか疑問視されている。「我々の発見から、初期宇宙において水素およびヘリウム以外は少量の元素だけが含まれるガスから、多数の星々から成る球状星団が形成され得ることが証明された。この種の原始銀河のガスは、そのような多数の星々の集団を形成するには小さ過ぎる原始銀河構成要素と関連していると考えられていたので、これは驚きである。」とLarsenは述べている。

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