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蚊の「家畜化」はジカウイルスに対する感受性を高める

American Association for the Advancement of Science

Research News

蚊の都市型ネッタイシマカ(Aedes aegypti aegypti)亜種は、世界中で「家畜化」された害虫となっているが、アフリカの原産種よりもジカウイルスを容易に獲得して伝播させることができる。このFabien Aubryらによる所見は、ジカウイルスがこれまでアフリカ大陸で大規模なアウトブレイクを引き起こさなかった理由を説明する助けになるであろう。ジカウイルス感染症は、小頭症やその他の先天奇形、ならびにギラン・バレー症候群などの神経疾患のリスク上昇と関連づけられている。ジカウイルスは都市型ネッタイシマカにより伝播される。都市型ネッタイシマカは、熱帯地方にある都市環境で繁殖し、貯水槽やごみの中に産卵して、ヒトを好んで刺す。しかし、この蚊がこれほどジカウイルスの強力な媒介昆虫となっているのは、ヒトの極めて近くに生息していることのみによるのではない、とAubryらは記している。アジア、アフリカ、および南北アメリカの現地で採取したサンプルから実験室で繁殖させた蚊の14のコロニーを研究したところ、著者らは、アフリカ原産種は吸った血液中にジカウイルスを獲得している割合が低く、したがってマウスを吸血させた場合に伝播させるウイルス量がより少ないことがわかった。蚊の2番染色体に位置する遺伝子における差が、アフリカ以外の都市型ネッタイシマカにおけるジカウイルスへの感受性の高さの原因と考えられる、と著者らは結論付けた。

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