News Release 

ポストCOVID-19の流行を理解するために必要なエンデミック呼吸器系ウイルスの調査

American Association for the Advancement of Science

Research News

COVID-19の伝播を緩和するために行われている幅広い非薬物的介入により、インフルエンザや風邪などのその他のエンデミック呼吸器系ウイルスの年間の流行パターンが大きく減少している。このことがこれらの病原体の今後の伝染パターンにどのように影響するのかは不明である。Gabriela GomezらがPerspectiveで、COVID-19パンデミックが沈静化した後に一般的な呼吸器系ウイルスの疫学に何が予測されるのかについて議論し、ポストCOVID-19の世界における呼吸器系ウイルスの広がりの最善な理解には幅広いゲノムおよび臨床調査が必要だと主張している。「現在はCOVID-19に対する緊急の対応が世界の優先事項であるが、既存の世界的ネットワークの強化、協力の促進、および包括的な利害関係者集団間での共同研究の拡大による将来の脅威への準備を見落としてはならない」とGomezらは述べている。マスクの使用、手洗いの推進、ソーシャルディスタンシング、世界的な旅行の制限などの非薬物的介入(NPI)は、COVID-19の広がりの低減に役立っているが、季節性呼吸器系ウイルスの流行にも多大な影響を与えている。しかし、世界中でこれらの一般的な規制と命令が緩和されたため、国々はRSウイルスやライノウイルスなどの一部のウイルスの季節外れの感染増加を報告し始めた。しかしインフルエンザなどの他の疾患には同様な復活の傾向は認められていない。Gomezらによれば、これらの出現パターンは集団レベルの免疫またはウイルス疫学の予見できなかった変化を反映している可能性があり、ともに他の転帰の中でパンデミックインフルエンザの可能性を増加させ、ウイルス進化を制限し、ワクチン接種をより有効にする可能性がある。COVID-19後のエンデミック呼吸器系ウイルスの今後のシナリオの不確実さにより、呼吸器疾患及びウイルスゲノム調査への改善された包括的アプローチの必要性が高まっている。

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