News Release

柔らかい「汗用ステッカー」は小児の嚢胞性線維症の診断を効率化する可能性がある

Peer-Reviewed Publication

American Association for the Advancement of Science (AAAS)

Soft "Sweat Stickers" May Streamline Diagnosis of Cystic Fibrosis in Children (3 of 3)

video: A researcher removing the sweat sticker from human skin. The sticker features a multitiered design that conforms to the skin and collects sweat without leaking it during removal. This material relates to a paper that appeared in the Mar. 31, 2021, issue of <i>Science Translational Medicine</i>, published by AAAS. The paper, by T.R. Ray at University of Hawaii at Manoa in Honolulu, HI; and colleagues was titled, "Soft, skin-interfaced sweat stickers for cystic fibrosis diagnosis and management." view more 

Credit: [Credit: T.R. Ray <i>et al., Science Translational Medicine</i> (2021)]

新規の「汗用ステッカー」が、乳児および小児の皮膚からの汗の採取および分析を容易にすることで、嚢胞性線維症の早期診断を効率化する可能性がある。被験者51例で検討したところ、このステッカーの性能は、従来のより手間のかかるデバイスと同等であり、このことからこのステッカーは、嚢胞性線維症患児の診断および治療を妨げていたデザイン上の障害に対処できる可能性が示唆された。乳児期または小児期に嚢胞性線維症を診断することは、良好なアウトカムを達成するために不可欠であるが、その理由は現在の治療は、寿命を延ばし、疾患経過を変えるために早期に実施しなければならないからである。現在の診断検査法の多くは、嚢胞性線維症患者において濃度の上昇がみられる、汗中の塩化物濃度を検出するという仕組みである。しかし、これらの検査法は多くの場合、反復実施しなければならず、手首に巻き付ける窮屈なデバイスを使用する必要があるため、皮膚が柔らかく、また汗が少ない乳児においては非実用的である。この問題に取り組むため、Tyler Rayらは新たな汗用ステッカーを開発した。これは、柔らかいマイクロ流体デバイスで、複数層からなっており、乳児でも成人でも皮膚にフィットするようになっている。このステッカーは、皮膚の汗を迅速に採取して保存し、それを科学者がスマートフォンのアプリを用いて分析することができる。生後2ヵ月~51歳の健康被験者18例および患者33例を対象としたパイロット試験では、このステッカーには、MSCSと呼ばれる従来法と同等の有効性が認められた。MSCSとは異なり、このステッカーにより十分な量の汗が採取されたため、再検査は一切必要なく、また乳児において不快な圧痕を生じさせることはなかった。著者らは、このプラットフォームの正確度と精度をさらに確認するため、より大規模な研究の必要性を主張している。

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