News Release

温室効果ガスのためのWMO世界データセンターがGOSATからのデータの提供を開始

Business Announcement

National Institute for Environmental Studies

Sample Satellite Data

image: These are sample satellite data maps providing a data overview. view more 

Credit: NIES

気象庁は、世界気象機関(WMO)のもと、平成2年から温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)※を運営し、温室効果ガスに関する唯一の世界データセンターとして世界各国からの観測データを収集・解析し、提供しています。

今般WDCGGにおいて、我が国の温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」が平成21年4月から取得した二酸化炭素濃度データの提供を新たに開始しました。これまでの地上、船舶、航空機等の観測データに加え、WDCGGにおいて初めて提供される衛星データとなります。

従来の地上、船舶、航空機による高精度な「点」のデータに加え、衛星による「面」のデータを組み合わせて使うことにより、地球全体の二酸化炭素濃度分布の長期的な監視や地域ごとの排出・吸収の収支把握などへの利活用拡大が期待されます。 

今後も「いぶき」の後継機である「いぶき2号」(平成31年2月1日定常運用開始)を含む世界の衛星観測データの掲載を追加するなどデータの拡充を図り、気候変動の監視や世界の温室効果ガス削減に貢献してまいります。

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※温室効果ガス世界資料センター(WDCGG) 衛星観測データページ

https://gaw.kishou.go.jp/satellite

問合せ先:

(WDCGGについて)
気象庁 地球環境・海洋部 環境気象管理官付
電話 03-3212-8341(内線4226)

(「いぶき」観測データについて)
国立環境研究所 衛星観測センター GOSATプロジェクト
電話 029-850-2966

(「いぶき」衛星、搭載センサ及び観測状況について)
宇宙航空研究開発機構 広報部
電話 050-3362-4374

(「いぶき」行政利用について)
環境省 地球環境局 総務課 研究調査室
電話 03-5521-8247


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