News Release

電子の動きを操る!-完全可干渉な自由電子レーザーを用いて超高速電子過程の高精度制御に成功

The fully coherent free electron laser FERMI paves the way to control ultrafast electron motion

Peer-Reviewed Publication

Tohoku University

Controlling Ultrafast Electrons in Motion

image: Scheme of the experiment: pulses of light (waves) emit electrons (green) from a neon atom (violet). view more 

Credit: Image courtesy of Maurizio Contran, Department of Physics, Politecnico di Milano.

化学結合を担って物質の性質を決定する電子は、アト秒(1アト秒は100京分の1秒)という極めて短い時間スケールで動きます。したがって、物質内の電子の動きを自在に操るためには、アト秒精度の制御を可能にする手法が必要です。  

東北大学多元物質科学研究所の上田 潔教授ら、イタリアのエレットラ放射光施設のケビン プリンス博士ら、ミラノ工科大学のジュゼッペ サンゾネ博士ら等からなる国際共同研究チームは、イタリアの自由電子レーザーフェルミを用いて、完全可干渉な2色の極端紫外線パルスを生成し、2つのパルスの時間差を3アト秒という未踏の超高精度で制御して、物質から飛び出す電子の動きを操ることに成功しました。本研究によって、アト秒時間領域の超高速電子過程の研究が一段と進展し、将来、電子の動きを自在に操ることができるようになると期待されます。  

本研究の成果は、英国の科学雑誌『Nature Photonics』オンライン版(2月22日付)に掲載されました。

###

問い合わせ先

東北大学多元物質科学研究所
教授 上田 潔(うえだ きよし)
電話:022-217-5381
E-mail:ueda*tagen.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)


Disclaimer: AAAS and EurekAlert! are not responsible for the accuracy of news releases posted to EurekAlert! by contributing institutions or for the use of any information through the EurekAlert system.