image: The modified image looks fresh and soft while the real food is dried one. Crossmodally, the taste and flavor were changed by the appearance of the food. view more
Credit: Yokohama National University
横浜国立大学環境情報研究院の岡嶋 克典教授らの研究チームは、食品の輝度分布を変えるだけで、食品の見た目の「しっとり感」や「おいしさ」を変化させること、そして、AR(拡張現実感)を用いることで、実際の食感や味覚にも影響することを実験的に示しました。
食品の見た目が食感や味覚に与える影響は定性的には知られていますが、本研究はその効果を定量化できる手法を示し、最適な食品の外観を設計するためのツールの可能性を拓きました。今後、様々な食品の様々な質感を変調させる画像技術の開発を進めるとともに、本システムを用いてクロスモーダル効果に関する脳内メカニズムを明らかにしていきます。
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本研究成果は、国際科学誌「Scientific Reports」に2020年9月30日19時(日本時間)に掲載されました。本研究の一部は、日本学術振興会(JSPS)科学研究費の支援を受けました。
Journal
Scientific Reports