News Release

「自然に」育った綿から魅力的な新繊維を作る

Peer-Reviewed Publication

American Association for the Advancement of Science (AAAS)

'Naturally' Glowing Cotton Yields Dazzling New Threads

image: Digital camera image from in vitro cotton model after incorporation of exogenous molecules with new functionalities. This material relates to a paper that appeared in the Sept. 15, 2017, issue of Science, published by AAAS. The paper, by F. Natalio at Martin-Luther-Universität Halle-Wittenberg in Halle, Germany, and colleagues was titled, "Biological fabrication of cellulose fibers with tailored properties." view more 

Credit: Filipe Natalio

綿花を蛍光性や磁気特性のような魅力的な特徴を与える分子を持たせて育てることによって、いつの日にかそういった品質特徴を実現するために布に化学的処理を施す必要がなくなることが新しい研究で示された。合成高分子を布に付加すると幅広く魅力的な特徴は備わるが、布への付加物はどれも洗い流れたり、摩耗したりする。さらに、布に使われている多くの繊維は合成繊維(たとえばポリエステルなど)であるが、感触、皮膚への刺激、滑らかさ、重さに関係する問題を避けるために天然繊維を好む消費者もいる。Filipe Natalioらは今回、蛍光性と磁気特性という特徴のある合成物を組み込んだ綿繊維を作り出した。彼らは望ましい分子を成長中の綿の木Gossypium hirsutumの胚珠に作り出すグルコース誘導体を合成した。したがってその分子は、化学的処理という形で付加されるのではなく、綿繊維そのものの中に組み込まれたのである。Natalioらの報告によると、出来上がった繊維は蛍光性もしくは磁気特性という特徴をそれぞれに持つようになったが、合成物が組み込まれていない原料繊維よりは弱かったという。同様の技術が細菌、竹、絹、亜麻といった他の生物系にも拡大できるのではないかとNatalioらは提案している。実質、「素材農作(material farming)」という新しい時代の幕開けである。

###


Disclaimer: AAAS and EurekAlert! are not responsible for the accuracy of news releases posted to EurekAlert! by contributing institutions or for the use of any information through the EurekAlert system.