News Release

柔らかいロボットエキソスーツ(Exosuits)は脳卒中後の患者の歩行を助ける

Peer-Reviewed Publication

American Association for the Advancement of Science (AAAS)

脳卒中患者があまり困難でなく正常な歩幅で歩けるよう補助する、軽くて目立たない柔らかなロボットかかと支援装置を、科学者が開発した。700万人を超える米国人が脳卒中サバイバーであり、罹患した人の大多数は歩く能力が完全には回復しない。最近の進歩ロボット技術の最近の進歩で、歩行リハビリテーションの有望さが示されたが、最も補助を行えるエキソスーツは、硬くてかさ高い装置であり、日常の活動で装着するには実用的ではない。Louis Awadらは、よりよい代替装置を探索し、体の片側に装着する重さ0.9 kg(サッカーボールの約2倍の重さ)の柔らかいロボットかかと支援システムを開発した。2日間のテストで、脳卒中後のリハビリテーションを行っている30~67歳の9名の被験者で、トレッドミル上での歩行でも、地面上の歩行でも、デバイス装着時に歩幅が効率的になって非対称さが低下した。さらに、非支援時の歩行速度が最も遅かった被験者に、最も顕著な改善が認められた。Awadらのシステムは、ぴったり体に合ったウエストのベルトとふくらはぎのサポーターにつながる足のストラップから構成され、ここで小さなロボットアクチュエータが靴の中敷きに力を及ぼし、前向きの推進力を提供するよう補助して、かかとの背屈の問題(一般的に「下垂足」と呼ばれ、脳卒中サバイバーの約20%が罹患)を是正する。特に、人の歩幅の誤った相の時にエキソスーツにより支援すると、歩行はあまり効率的ではなくなった。Awadらは、このことが、タイミングの個別化と、個人個人に合わせたリハビリテーションデバイスの検討が必要であることを強調していると述べている。

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