News Release

記憶は長期保存のさざ波に乗る

Peer-Reviewed Publication

American Association for the Advancement of Science (AAAS)

Dion Khodagholyらの観察によると、ラットの海馬と連合皮質という脳部位との間に、高周波振動「リップル(さざ波)」の連動が見られたという。こうしたリップルの助けによって、顕在記憶(事実や情報についての意識的な記憶)は海馬から連合皮質へ移行し、長期記憶として保存されると考えられる。研究者らは「ニューログリッド(NeuroGrid)」という微小電極アレイを使ってリップルを観察し、ラット脳内の複数の部位で神経活動をモニターした。この方法で、彼らは連合皮質のどの部分のリップルが海馬のリップルと連動しているかを追跡するのに成功し、この連結が学習後の睡眠中に強化されることを実証した。

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