image: The measurement setup view more
Credit: Tohoku University
体脂肪が燃焼・分解されると、脂肪の代謝反応によって血中にアセトンが生成され、それが呼気中に現れることが知られています。この呼気中のアセトンガス濃度を精密に測定することにより、脂肪代謝の能力を判定したり、効率よく脂肪を燃焼させる運動法を見出したりすることが可能です。東北大学大学院医工学研究科・工学研究科 松浦祐司(まつうら ゆうじ)教授の研究グループは、紫外ランプを用いた簡易な装置を用いて、呼気中のアセトンガスを精密に測定し、運動後の脂肪燃焼の様子をモニタリングすることに成功しました(図1)。今回の研究で、同グループは真空紫外光という極端に波長の短い光にアセトンガスが強力に吸収されることに着目し、健常者の呼気中では濃度1ppm程度のアセトンを0.03ppmという高精度に測定することに成功しました。
研究成果は、2021年1月12日にSensors誌に掲載されました。
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