要介護高齢者の運動は、週3回以上が推奨されていますが、週1回程度に留まっているというのが現状です。高齢化が進む中で、厚生労働省は、参加・活動を取り入れた地域リハビリテーションを推奨しています。東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野の馬場美彦(ばばよしひこ)大学院生(現、杏林大学非常勤講師)と上月正博(こうづきまさひろ)教授らのグループは、小規模多施設型居宅介護における地域リハビリテーションプログラムが、要介護1~3の高齢者の参加や活動を促進することを科学的に実証しました。さらに、公園や商店街などを歩くことは、在宅日の歩行も増加させる可能性を示しました。要介護高齢者の地域リハビリテーションが臨床的に効果的であることが証明され、科学的介護の研究の進展が期待されます。
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この研究成果は、2021年2月12日にPLOS ONE誌(電子版)に掲載されました。
Journal
PLoS ONE