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頭蓋骨の変異により新生代における哺乳類の「進化の減速」が判明

Peer-Reviewed Publication

American Association for the Advancement of Science (AAAS)

新しい研究によると、新生代、哺乳類はその進化史の初期に急速に多様化 ―― ピークは約6,600万年前 ―― し、その後、爆発的な革新的進化が減ることによる長期にわたる多様化の減速が断続したという。著者らが「進化の減速」と名付け、新たに詳述したこの大進化のパターンは、有胎盤哺乳類が地球上で形態的に最も多様な動物群の1つになった過程を知る上での手掛かりとなる。最初に地球を歩き回った有胎盤哺乳類は小型で、おそらくハツカネズミやトガリネズミほどの大きさだった。ところが、今日分かっているように、哺乳類は、人間の親指ほどのマルハナバチから海に生きる体長100フィートのシロナガスクジラまで、種々様々な生態系と形態を持つ驚くほど膨大な数の種へと進化した。しかし、進化生物学者らの間では長年、これほどの変異はどのように生じたのかが問われており、そのタイミング、速度、進化の推進力については依然としてほとんど分かっていない。Anjali Goswamiらは現存種と絶滅種の哺乳類322種の3次元の頭蓋骨形状からなるデータセットを用いて、動物の進化的変化の速度は白亜紀と古第三紀の間の大量絶滅期頃にピークに達し、断続する爆発的な革新的進化が起きている時を除き、この6,600万年で概ね次第に減速して行ったことを示した。Goswamiらの解析ではまた、社会性動物や水生動物、草食動物など特定の生活様式を持つ種が最も速く進化し、一方、齧歯動物、霊長類、コウモリなどの種はかなりゆっくり多様化したことも判明した。関係するPerspectiveではSharlene SantanaとDavid Grossnickleが、「多くの解剖学的特性を包含する頭蓋骨の形状を調査することで、本研究では同時に、多様化の生態学的および機能的推進力を多数調査している」と書いている。「Goswamiらが解析した試料の範囲もまた素晴らしい。形態学的進化についての大半の研究によくあるような限定的な分類群ではなく、有胎盤区の全ての種が含まれている」


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