image: In the Department of Parasitology and Entomology at Muhimbili University of Health and Allied Sciences, Dar es Salaam, Tanzania, first author Rushdy Ahmad trains local staff in processing blood samples. This material relates to a paper that appeared in the Oct. 23, 2019, issue of Science Translational Medicine, published by AAAS. The paper, by R. Ahmad at Broad Institute of Harvard and MIT in Cambridge, MA; and colleagues was titled, "A rapid triage test for active pulmonary tuberculosis in adult patients with persistent cough." view more
Credit: [Credit: Rushdy Ahmad]
ヒト血液検体の新しいトリアージ検査は、成人の結核（TB）の活動性症例と同様な疾患を1時間未満で区別でき、世界の保健当局の困難な目標の達成に役立つ。この検査はこれまでの検査よりも感度が高く、HIV患者のような脆弱な患者で診断されないままとなることが多いTB症例を、現場で発見できる方法となる可能性がある。TBの予防と制御は、症例を発見し感染リスクのある人を特定する有効かつ利用可能な検査があるかどうかに依存している。しかし、TB様症状を引き起こす別の疾患が多数あるため、活動性TB症例の診断は困難な場合がある。薬剤耐性およびHIV陽性集団の大きな負担などの大きな障害に加え、この問題により、 特に発展途上国で、疾患を抑制しようとする取り組みが妨害されている。Rushdy Ahmadらは、解決策を探索し、機械学習法を用いて、慢性咳嗽のある3つのコホートの患者（計406名）を検討し、TBの活動性症例とTB様疾患を区別できる4つの血液タンパク質を特定した。次に研究チームは、血液検体中のこれらのタンパク質をスクリーニングできる超高感度イムノアッセイを開発した。このパネルは、アフリカ、アジア、南アメリカの持続性咳嗽患者の検体317個のTB感染症を見つけ出すことができ、患者のHIV感染状態に関わらず良好に機能した。このアッセイは細菌性抗原に対する抗体を検出する第5のマーカーをパネルに追加するとさらに正確となり、感度は86%特異度は69%となった。さらに研究が必要だが、このアッセイは、世界保健機関が設定した性能ガイドラインに近づいており、患者のトリアージを行う実際的な検査に発展させることができると考えられる。
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Journal
Science Translational Medicine