News Release

第8回COINSシンポジウムのご案内

シックケアからヘルスケアへ~体内病院が創る未来の社会~

Meeting Announcement

Innovation Center of NanoMedicine

第8回COINSシンポジウム

image: シックケアからヘルスケアへ~体内病院が創る未来の社会~ view more 

Credit: 2021 INNOVATION CENTER OF NANOMEDICINE

平素は大変お世話になりましてありがとうございます。
文部科学省・科学技術振興機構「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」の川崎拠点(COINS)として、2045年までに「体内病院®」の確立を目指す公益財団法人川崎市産業振興財団 ナノ医療イノベーションセンター(センター長:片岡一則、所在地:川崎市川崎区殿町、略称:iCONM)は、後述の実施要領にて第8回COINSシンポジウムをオンライン開催致します。来年3月のCOI Stream終了に伴い、COINSとして最後のシンポジウムとなります。

第一部では、COINS成果報告として9年間における研究開発とその成果の社会実装、イノベーション・プラットフォーム構築の観点から、木村廣道・プロジェクト統括と片岡一則・研究統括が総括します。また、これまでのCOINSの活動がどのように社会実装へと繋がったのかを、以下のCOINSの6つのテーマごとに紹介します。
・社会実装を加速するイノベーションエコシステムの構築
・在宅診断・ケア時代を支える小型化医療デバイスの開発
・がんを狙い撃つナノマシンの開発
・脳神経系疾患の革新的治療技術の開発
・mRNA創薬
・ナノマシンと医療機器の融合

第二部の「スマートライフケア社会に向けて」と題した座談会は、超高齢社会をテーマに高校生とCOINS研究者が行ったワークショップの結果について、企業、大学、看護、教育、市民リテラシーの観点で討論します。日本人人口の38%が65歳以上となる2050年に40代半ばを迎える現役世代の高校生が超高齢社会を自分事として捉えて抽出した課題について、COINS研究者たちと科学的にどんな解決策があるか意見交換するワークショップを 12/13に川崎市立川崎総合科学高校科学科(2年生対象)で行います(注1)。研究が実を結び社会実装されるには10年単位での年数が必要で、現役の高校生たちに今のうちから超高齢社会に関する意識づけをしたいという意図でのイベントとなります。Zoomの投票機能を使ったシンポジウム視聴者の意識調査も行う予定です。その声に耳を傾け望ましい未来の医療について市民目線で考え、今後の研究の参考にさせて頂こうと思います。座談会登壇者は以下の通り(50音順)です。

    浅野 敏雄 様(がん研究会・理事長)・・・企業経営者の立場から
    安斎 陽子 様(川崎市教育委員会教育政策課・担当課長)・・・教育の立場から
    伊達 雄亮 様(日本科学未来館・科学コミュニケーター)・・・市民リテラシーの立場から
    田畑 美幸 様(東京医科歯科大学生体工学研究所・助教)・・・研究者の立場から
    堀田 彰恵 様(川崎市看護協会・会長)・・・看護の立場から

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。
下記の申し込みURLよりお申し込みください。
【申し込みURL】https://coins.kawasaki-net.ne.jp/event/sympo2021.html

注1:12/13 の高校生ワークショップでは、取材も受け付けています。事前に本プレスリリースの問合せ先までご連絡ください。
 
シンポジウム実施要領
日 時:2022年1月21日(金)13:00-17:15
会 場:オンライン(ZOOMウェビナーを利用)、パブリックビューイング(川崎市産業振興会館1Fホール)
主 催:公益財団法人川崎市産業振興財団 ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)
後 援:川崎市
協 力:川崎市立川崎総合科学高校
言 語:日本語・英語 ※同時通訳あり
参加費:無料 ※参加に要する通信料等は各自ご負担ください。
申 込:事前申込制。遠隔リモート会議システム“ZOOM”を用いたWeb開催となりますので、ご出席には所定のURLが必要となります。1月17日(月)午後5時までに、以下申し込みURLより事前登録をお願い致します。
申し込みURL:https://coins.kawasaki-net.ne.jp/event/sympo2021.html
※プログラム詳細は上記URLよりご覧ください。

 

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公益財団法人川崎市産業振興財団について
 産業の空洞化と需要構造の変化に対処する目的で、川崎市の100%出捐により昭和63年に設立されました。市場開拓、研究開発型企業への脱皮、それを支える技術力の養成、人材の育成、市場ニーズの把握等をより高次に実現するため、川崎市産業振興会館の機能を活用し、地域産業情報の交流促進、研究開発機構の創設による技術の高度化と企業交流、研修会等による創造性豊かな人材の育成、展示事業による販路拡大等の事業を推進し、地域経済の活性化に寄与しています。
https://www.kawasaki-net.ne.jp/

 

ナノ医療イノベーションセンターについて
 ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)は、キングスカイフロントにおけるライフサイエンス分野の拠点形成の核となる先導的な施設として、川崎市の依頼により、公益財団法人川崎市産業振興財団が、事業者兼提案者として国の施策を活用し、平成27年4月より運営を開始しました。有機合成・微細加工から前臨床試験までの研究開発を一気通貫で行うことが可能な最先端の設備と 実験機器を備え、産学官・医工連携によるオープンイノベーションを推進することを目的に設計された、世界でも類を見ない非常にユニークな研究施設です。
https://iconm.kawasaki-net.ne.jp/

 

センター・オブ・イノベーション (COI) プログラムについて
 COIプログラムは、文部科学省・科学技術振興機構の下で進められている研究開発プログラムで、将来社会に潜在する課題から、現在取り組むべき異分野融合・連携型の研究開発テーマをバックキャストして設定しています。企業や大学だけでは実現できないイノベーションを産学連携で実現する拠点が全国に18か所設立されました。川崎拠点は、その中で唯一、大学でなく地方自治体が管理するCOI拠点であり、そこで実施する研究プロジェクトを、COINS (Center of Open Innovation Network for Smart Health) と呼んでいます。
COI: https://www.jst.go.jp/coi/
COINS : https://coins.kawasaki-net.ne.jp/

 

2021年12月1日
 


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