横浜国立大学大学院環境情報学府修士2年の野中駿氏、同大学大学院環境情報研究院・総合学術高等研究院の佐々木雄大教授、三重大学の吉原祐准教授、モンゴル国立大学のDashzeveg Nyambayar准教授、東北大学の陶山佳久教授らの研究グループは、モンゴルの乾燥草原において、植物種がどの順序で失われるかを操作する野外実験を行い、草原の時間的安定性と、それを支える仕組みの変化を調べました。草原群落の安定性は、気候変動下でも生態系機能(家畜の餌資源となる一次生産、土壌の炭素貯留や侵食抑制など)を持続させ、地域の牧畜や土地利用の基盤を支える重要な要素です。結果、短期的には、草原群落の安定性に種の喪失順序の違いによる差は見られなかった一方で、安定性を支える仕組みは種の失われ方によって大きく異なることが分かりました。